書初めのカラクリ (1)
元ネタは,元旦にも書きましたが,米国カーネギーメロン大学のJohnnyLeeさんのサイトからです。
0. はじめに
最初に任天堂Wiiの操作の仕組みを少し。(大雑把)
Wiiって,Wiiリモコンでサクサクと操作できますが,TVの上or下にセンサバーというのを置く必要があります。あれって,小難しいセンサーが入ってるのではなく,中は単に赤外線LEDを並べた棒らしいです。
赤外線は人間の目には見えませんが,デジカメや携帯のカメラのCCDには映りますので,センサバーをデジカメで写真撮るとこんな感じになります。
両端に5つの光の点が見えるのが赤外線LED。
Wiiを持ってなくても似たようなことは確認可能。TVやエアコンのリモコンの先っちょの黒いところをデジカメに向けて何かのボタンを押してください。
眼では見えないけど,カメラ経由では,同じように光って見えるはずですよ。
で,肝心のWii。
大雑把には,以下のように動作します。
- センサバーの赤外線LEDの光をWiiリモコンが受信して,リモコンは自身の位置を知る。
- Wiiリモコンは,自分の位置をBluetoothを使ってWii本体に送る。
- Wiiは,リモコンの向きにあわせてカーソルを操作してTVに表示する。
このときは,センサバーが止まっていて,プレーヤーはWiiリモコンを動かしてコントロールします。
じゃ,逆でもいいんじゃない?ということで,Wiiリモコンを一定の位置に置いて,センサバー(≒赤外線LEDペン)を動かすというのが,発想の元。