ネット回線コストダウン計画


EMobileを申し込んでから、タダで利用できるという事で、サブ回線として用意だけはしてあったeaccessのADSLですが、昨今の経済状況を鑑みてコストダウン出来る所は行っていこうという考えに至り、本回線へ移行するために試験中です。
仕事柄もあり、Cable回線を使わないというのもどうかなぁ?と感じていた(実際今まで使ってたのはお客様のサービス)のですが、そうも言っておられず、ここらで違ったものに触れてみるのも勉強かなぁと自分を納得させる。


ADSLの方は、いままで、気が向いた時にしか使っていなかったのですが、いざ、ほぼメインで使い始めると出てくる気になる点・・・。
 a) 自宅の固定回線に電話の発着信が有ると、ADSL回線が切れる。
 b) ADSLモデム(機能はルーター)のWAN側のIPアドレスが頻繁に変更になる。
 c) 速度はどうなん?


a)については、ADSLが流行りだした頃にどこかで聞いたなぁ〜と思ってネットで検索。方々のサイトに記載が有りました。曰く、「電話回線の保安機を交換する必要あり」とか「スプリッタを繋いだ所に電話機を繋いでください」等など。
そういえば、スプリッタ取り付けてないや!と思い、モデムが送られて来たときの付属品を漁ってみると、ありました。スプリッタ放置してました(笑。
説明書にもキッチリ記載が有ります。

電話のメタル線を固定の電話とモデムの通信に共有しているADSLでは、使っている周波数帯域が異なるので、普段はスプリッタなしでも使えてしまっているようですが、固定電話の方に発着信が有ると、電話機からのノイズなのか音声信号の使用帯域との干渉なのか?解りませんが、ADSLモデムがリンク状態を保持できなくなるようです。

正しい使い方としては、スプリッタの直下に電話とADSLモデム両方を繋ぐのですが、モデムを電話機とは異なる場所(別の部屋の壁端子)に置きたいので、とりあえず、電話機の入り口にスプリッタのみ設置。ADSLモデム信号が干渉を受けているなら電話機からのノイズはこれでカットできる筈!と思って、発着信の試験をしてみた所、モデムリンクが切れる事は無くなりました。
とりあえず、回線が切れる問題はこれで解決!


b) のWAN側のアドレスが頻繁に変わるのに関しては、どうしようもないな。ADSLモデムのリンクが切れて再接続する度に変更になる。
こうなると、自宅サーバー等の設置が難しくなるけど、何か良い方法は無いか?と探しています。
ADSLモデム自体にDynamic DNSサービスを活用する機能はないものか?と思っても流石にそこまでは機能を持ち合わせていない様子。何らか,別の方法で、WAN側のIPアドレスを検知して、DNSに登録するという事をやらなければならない。
この点に関しては、ちょっと考え中です。



c) 速度も測ってみました。
測定環境としては、ADSLモデムにBuffaloの802.11bg対応APを繋いで、そこから無線でMac Book Airへ。

        • (PSTN)-----[ADSL Modem]====[Buffalo WL-AP] ・・z.. [Mac Book Air]

ざっと見る限り、設置当初に測ったときよりも早くなっています。
下り7Mbps/上り1Mbps程度。十分じゃないの!?
設置当初は、上述のスプリッタが入っていなかったのでその影響も有るかもしれません。
スプリッタ一つで速度向上が見られるのであれば、エラいもんです。


1. http://homepage2.nifty.com/oso/speedtest/
データ受信速度測定値
計測開始: 2008/12/21 16:32:42.242
データサイズ = 2 M バイト
受信時間 = 2.286 秒
平均速度(バイト/秒) = 875 k バイト/秒
平均速度(ビット/秒) = 6.999 M bps

2. ブロードバンドスピードテスト 通信速度測定結果http://www.bspeedtest.jp/ v3.0.0
測定時刻 2008/12/21 16:33:32
回線種類/線路長/OS:-/-/Mac OS 10/-
サービス/ISP:-/-
サーバ1[N] 6.48Mbps
サーバ2[S] 6.75Mbps
下り受信速度: 6.7Mbps(6.75Mbps,843kByte/s)
上り送信速度: 980kbps(987kbps,120kByte/s)


3. BNR------ BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ------
測定サイト: http://www.musen-lan.com/speed/ Ver3.5001
測定日時: 2008/12/21 16:34:41
回線/ISP/地域:

                                                                                                  • -

1.NTTPC(WebARENA)1: 6215.754kbps(6.215Mbps) 776.94kB/sec
2.NTTPC(WebARENA)2: 6024.171kbps(6.024Mbps) 752.84kB/sec
推定転送速度: 6215.754kbps(6.215Mbps) 776.94kB/sec

上り(アップロード)速度テスト結果
データ転送速度 943.03kbps (117.87kB/sec)
アップロードデータ容量 600kB
アップロードに要した時間 5.090秒
測定日時 2008年12月21日(日) 16時35分
利用ブラウザ: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10.5; ja-JP-mac; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120121 Firefox/3.0.5


4. Wild Speed - http://wild-speed.jp/
============= Wild-Speed Ver.3.2.2 - Test Report =============
測定条件
 精度:高 データタイプ:圧縮効率低
下り回線
 速度:7.096Mbps (887.0kByte/sec) 測定品質:95.5
上り回線
 速度:960.0kbps (120.0kByte/sec) 測定品質:73.2
測定者ホスト:**.***.**.**.er.eaccess.ne.jp
測定時刻:2008/12/21(Sun) 16:27
======================================================


ちなみに、今までのCable回線速度は・・・
下り12~13Mbps/上り1.5Mbps程度でした。

1. http://homepage2.nifty.com/oso/speedtest/
データ受信速度測定値
計測開始: 2008/12/21 16:41:33.737
データサイズ = 2 M バイト
受信時間 = 1.279 秒
平均速度(バイト/秒) = 1.564 M バイト/秒
平均速度(ビット/秒) = 12.51 M bps

2. ブロードバンドスピードテスト 通信速度測定結果http://www.bspeedtest.jp/ v3.0.0
測定時刻 2008/12/21 16:40:25
回線種類/線路長/OS:-/-/Mac OS 10/-
サービス/ISP:-/-
サーバ1[N] 11.7Mbps
サーバ2[S] 12.2Mbps
下り受信速度: 12Mbps(12.2Mbps,1.53MByte/s)
上り送信速度: 1.6Mbps(1.64Mbps,200kByte/s)

4. Wild-Speed============= Wild-Speed Ver.3.2.2 - Test Report =============
測定条件
 精度:高 データタイプ:圧縮効率低
下り回線
 速度:14.82Mbps (1.852MByte/sec) 測定品質:96.2
上り回線
 速度:1.518Mbps (189.8kByte/sec) 測定品質:95.0
測定者ホスト:***********.ccn*.ne.jp
測定時刻:2008/12/21(Sun) 16:39
==============================================================

善は急げと、早速CATV会社にはインターネット契約の解約を申し出。担当の方から、当然の質問「ちなみに解約の理由は?他社さんに替えられるとかですか?」と聞かれたので、「なんでもADSLがタダで使えるとの事なので、そっちに替えます。」と伝えた所、「へぇっ・・・!」と言葉を失っていました。
また「弊社のサービスはどの程度お使いでしたか?」とも聞かれたので「多分ネットサービス始められて直ぐだと。なので7〜8年になるのでは?」と伝えつつ、「長期使っても、長期割引とかのメリット無いですよねぇ〜」とお伝えしておきました。

今回、ADSLモデムの機能をじっくりと見てみましたが、結構凄いですね。
ルータなので、NATはあたりまえとしても、ブラウザ経由で設定し易く作ってあるのはさすがです。ポートフォワードやIPフィルタ、ステートフルパケットインスペクション(SPI、いわゆる簡易ファイアウォール)も動作可能。UPnPまである。いまのところ、何に使うのか?よくわかりませんので、まだまだいじってみる余地はありそう。


いままでCable回線には月額4000円位払っていた筈なので、年間で約5万円のコストダウン。
速度性能的には半分になりましたが、コストゼロなので、パフォーマスンスとしては十分でしょうか。