『ウェブ時代 5つの定理』は展覧会

届いてから、1週間以上になるけど、まだ、読み中です。

ただいま、第3定理まで読み進めたところ。一気に読もうと思えば、進むんだろうけど、ゆっくり、じっくり、シリコンバレーのビジョナリーたちの言葉をかみしめながら読んでいます。
(ちなみに、ネット上の他の読者の感想もまだほとんど読んでないです。)

英文だけでも、歯切れの良い短い文章で、含蓄のある言葉がちりばめられているので、読んでしまってから、一度は気に入った文だけでも書き取りをやってみるかな。「自分の手で鉛筆を握って英文を書く行為」ってとんとご無沙汰だけど。体に覚えたい言葉は、キーボードだけじゃ感覚が掴めないかなぁ〜と。


11月に読んだ「ウェブ時代をゆく」は、ほとんど一気に、そして感情の起伏を伴いながら読んだ(梅田さん曰く「心で読む人」)。その前回の感覚が鮮明だったので、第1〜2定理の前半あたりを読んでて、「あれっ?・・・なかなか直接的に引っかかってくるところがない。」という対照的な感覚。 「でも、知ってる何かに似ている」と思いながら、ぐるぐる巡らせて、第2定理最後で「はっ!」とさせられた。これって、美術館で企画展を見てる感覚。しかも、一人特定の画家ではなくって、一時代をテーマとして集められた画家たちの企画展。で、今自分は「どの辺りで、お気に入りの画家がでてくるかなぁ?」と思いながら、館内で歩みを進めている感覚。額に入れて光を放っている絵を眺めながら、案内役の梅田さんの声に耳を傾けている。となると、梅田さんはさしずめウェブ時代と僕らをつなぐキュレーターか!?(なんて話はさておき・・・)


一応、僕もエンジニアの端くれなので、さすがにだ第3定理の「技術者の眼」あたりになると、響き方が大きくなる。

You need a very product-oriented culture. --------- Steve Jobs
強い「プロダクト指向のカルチャー」が必要だ。

いまのAppleが端的に現れてるなぁ。この章には、Jobsの言葉が多く紹介されているし、いろいろと、背中を押してくれるものがあるね。こんな言葉をシャワーのように浴びながら仕事に打ち込める環境がうらやましい。人生の迷えるときに、出会いたかった言葉が詰まってる。そして、小さくてもよいので、額に入れて飾っておきたい言葉が沢山。。。やっぱり展覧会だ。


今週末には、八重洲の講演会にお邪魔する予定でいます。楽しみです。
(それまでには読み終わらねばいかんな。)