台湾わんわん 地デジ事情

日本では,既に全国での放送が始まり早1年(?),2011年にはアナログ放送終了とか言ってて,ほんとにできるのか?といろんなところで何度も話題が出つつ,まあ何があってもこのままつき進むのだろうね〜と見てますが,この放送のデジタル化の流れは世界中で遅れながらも進んでいます。


現在,台湾に来ていますが,光華商場界隈をうろついていたところ,立ち寄った電気店で,PC用のTVチューナーのコーナーを見つけました。


このコーナーのキャプションによれば,台湾の地デジも,民国(台湾)歴 92年の6月に放送開始(つまり2003年6月)で,今では既に人口カバー率85%とかなんとか書いていました。(細かい内容まで把握できるほどの語学力がなかったのが残念)

PC用TVチューナードングル,ちょうどそのコーナーに,マザーボードメーカのGigabyte製のものが2機種置いてありました。

  • デジタルのみ GT-U7000-RH (NT $1,190 ≒¥4,100)
  • アナ/デジ両用 GT-U8000-RH (NT$1,990 ≒¥6,700)

が売っていたので,買って使ってみました。 (NT$1≒JP¥3.5)
(別のPCショップでは,ノーブランドのモノがNT$800で売られてました。安い!)

チューナーの受信機能としては,アナログはNTSC/PAL/SECAM,デジタルは,欧州方式のDVB-Tのみ。従いデジタルは日本や北米では使用不可。

日本だとこのサイズはワンセグチューナですが,こちらのはフルセグ(と呼んで良いのか…?)のようでして,拡大画面で見ても奇麗,EPGもあり...etc。
台湾では,欧州仕様のDVB-Tを採用してるようですが,日本仕様のISDB-TのようなCASのシステムって,無いのか!?とそれが気になっています。

チューナー自体には,簡易的なロッドアンテナが付いてましたが,せっかくなので隣で売っていた室内用の平面アンテナも購入。(平面アンテナは,NT$500位だったかな?)

使ってみたのは知り合いのマンションの10階なので,かなり環境的にも受信しやすいところのようで,平面アンテナを使う必要もなく付属のアンテナで十分受信可能。しかもキレイ!(写真は別売の平面アンテナ)

やはり現在はサイマル放送のようで,アナログ放送と同じ番組を流しており,見比べても一目瞭然。また,今まで台湾では,ホテル等にてアナログのCATVしか見たことなかったので,これだけ綺麗なTV映像を見たのは,隔世の感があるといった感じです。

このチューナー自体の機能として,付属のソフトにより,タイムシフト再生や,録画もできるよう(※)なので,それこそ,日本のようなコピーワンスの概念は!?とそこも気になります。
(※注:しっかり使ってないので,実際は未確認ですが・・・。)


ちなみにコピーワンスと言えば,日経のサイトでも話題沸騰中のfri*oも,光華の辺りを彷徨いつつ,探してみてますが,今のところどこに行けば入手できるのか!?といった情報すら入ってきていません。


(地下の店舗街。宝探し気分〜)