『ペルシャ文明展』

 

http://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/index.html
昨日,久々の県美で見てきました。

現在のイランあたりで栄えたペルシャ文明に焦点を当てた企画展。その多様な造形と歴史の広がりをイラン国立博物館の収蔵品を中心に展示してます。


今年はやたら話題となっていますね。世界史。

うちの高校,1年で現社・地理,2年で世界史,3年(理系クラスなのに)で日本史,倫理政経としっかり全部やらされた。
しかも,単に「歴史好き」というだけで,周りから「やめとけ〜」という声のかかる中,理系にもかかわらずセンター試験に世界史を選択したアホな私・・・当然コケました。

そんな苦い思いでもある,割と必死に勉強した世界史の知識も,今となってはあやふや極まりない・・・高校時代に世界史で習ったペルシャの王朝,アケメネス朝やササン朝・・・王朝名や地名だけ覚えていて,文化的な背景,同時代の周辺地域との繋がりといった情報は記憶の彼方です(・・・やっぱり体験を伴わない勉強ってのは無理があるね)。


展示は,彩文土器から始まって,青銅器,銀〜金製品,金貨銀貨。時代の流れとともに細密化する工芸品。楔形文字の書かれた石碑,ゾロアスター教の云々かんぬん。
黄金のリュトン(角杯)を見ながら,「こんなのでビール飲むとどんな気分だろう?」と,2000年以上も昔に思いをはせながら,いつかペルセポリスという土地にも足を運んでみたいと,行きたい場所リストにも一つ加わり,満足な一日でした。


12月10日までやってますので,歴史好きな方,ぜひお立ち寄りください。
ちなみに,オアシス21にある案内所に,100円の割引券の付いたチラシが置いてありますよ。