生まれてこのかた文芸誌を手に取るなんてことは無かったけど,「新潮」の6・7月号を連続で買って読んでる。きっかけは「ウェブ進化論」。著者が芥川賞作家の平野啓一郎と対談しているのがお目当て。(でも,それ以外も結構面白いことに気づいた!)

 本に出会うきっかけってのは色々あると思う。それほど読書量が多いわけでもない僕でも,他人からのお勧めとか,著者繋がりで小説読みまくりモードになったり,新聞の週末の新書紹介欄とか雑誌の書評からも。最近は,新潮の後ろの方に当たり前のように,新潮社の新刊案内が出てて,その中でも気になるのが何冊か発見。 ウェブ進化論を手にとったきっかけは,購読中のPHPの「THE21」という雑誌のKEYBOOK欄。そこから始まって,はてな社長の「へんな会社の作り方」,新潮と来て,折角なので平野啓一郎の小説も買ってみた。(なかなか読めないけど…。)まだ,アマゾンのウィッシュリスト(これいいサービスだなぁ)に数冊溜まってるけど。

 普段,仕事がらみの雑誌(「日経エレクトロニクス」や「日経NETWORK」たまにトラ技も)ばかり読んでると,なんていうか広がっていく感覚が無いけど,たまにアクセントをつけて違うものを読んでみるのも好いなぁと気づかされました。

 こんな感じで出会うまったく違う分野の本との出会いって面白いものだなぁと感じつつ,何年か前に読んで本棚を埋めている本に「どうやって出会ったんだろ?」と考えても思い出せるものも少ないし。でも,何かと何かがリンクして意味を成すってウェブサイトのハイパーリンクだなぁと。個人が読んできた本をキッカケでリンクして視覚化してくれるようなサービスがあったら結構ウケルんじゃないかなぁ〜って思ったりしてます。さらにそこから,本を縦糸にして,人をリンクしてくれる様なサービス。誰でも読んでるようなベストセラーはまあ置いておいて,いわゆるロングテールな部分の本を読んでる人,しかも自分が読んだことの有る本を,「あっ,この人も読んでるんだぁ〜」と知ったりすると,まったく知らない人でも妙な親近感が生まれたり,知ってる人なら新たな話題も出来るんじゃないかと。アマゾンとか「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の延長線上で,「この本を買った人はこの人です」って感じで,その個人のブログにリンクしてくれると面白いかなぁ。アマゾンの今のレビューをもう少し拡大した感じ。


 なんとなく取止めなく思ったまま書いてみたけど,もう何処かに在ったりして…。新潮の対談内容も結構刺激的だったので,また後ほど気が向いたら書いてみます。

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'06.6.20初めて,はてなダイアリーに書いてみた。
編集のツールが面白い。しばらく色々いじってみます。